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納豆と梅干しは食べ合わせが悪い?

納豆に刻んだ梅干しを混ぜて食べるのが好きで、梅干し好きの娘にも教えたところ、やはり気に入っていました。

納豆に梅干しを入れると、栄養価は高くなる?

逆に栄養価が低くなることはあるのでしょうか。

気になったので調べてみました。

目次

納豆と梅干しは食べ合わせが良い

納豆と梅干しを一緒に食べることによって、栄養価が損なわれるのではないかと心配していましたが、心配無用でした。

納豆と梅干しを食べることによる効果をまとめます。

疲労回復効果

納豆は「畑の牛肉」と言われる程たんぱく質が豊富な食材です。

その他、成長ホルモンを促す作用があるアミノ酸の1種であるアルギニンや、たんぱく質の代謝に必要なビタミンB6も多く含まれています。

納豆は、納豆菌によって大豆のたんぱく質が分解されることによって、消化吸収が良くなっていますので、これらの栄養素を効率よく摂取し、疲労回復効果も期待できます。

 

梅干しは健康効果が高いことで知られていますが、その中でも代表的なのが、疲労回復効果です。

梅干しには、筋肉にたまった乳酸を分解する役割があるクエン酸とリンゴ酸が豊富に含まれています。

体内に乳酸がたまることによって生じる筋肉痛を防止するため、梅干しを食べて乳酸の分解を促すことは、疲れた体を回復させる良い方法といえます。

実際に、運動後には積極的に梅干しやレモンなどクエン酸を多く含む食材を食べるというアスリートの方もいらっしゃるようです。

 

納豆と梅干し、どちらも疲労回復効果のある食材を同時に摂取することで、美味しく体の疲れを摂ることができる嬉しい味方ですね。

便秘解消効果

納豆に含まれる納豆菌は生きたまま腸まで届くので、善玉菌を増やし消化を助ける働きもあるといわれています。

また、納豆には腸のぜん動運動を促す不溶性食物繊維と、腸の環境を整える水溶性食物繊維の2種類が含まれており、腸内環境が整い便秘を防ぐ効果があります。

 

梅干しにも便秘解消に効果がある成分が多く含まれています。

クエン酸

クエン酸は、腸の働きを悪くする悪玉菌の増殖を抑える効果や、腸に届くと炭酸ガスを発生させる性質を持っており、腸を刺激し、便を排出させるぜん動運動を促す働きがあります。

カテキン酸

カテキン酸には抗菌・滅菌作用があり悪玉菌の繁殖を抑える働きがあると考えられ、腸内環境が整えられ、腸を活発に働かせる効果により便秘解消効果が期待できます。

植物性乳酸菌

梅干しは植物性乳酸菌の宝庫でもあります。

植物性乳酸菌は、腸の働きを良くする善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きがあります。

また、上記のカテキン酸には悪玉菌を抑制する効果があり、乳酸菌とカテキン酸の相乗効果によってより高い整腸作用が期待できます。

また胃酸に強く、生きたまま腸まで届く成分であるため、優れた整腸作用が期待できます。

マグネシウム

マグネシウムは食べ物が消化され、腸に届いて便になる時、腸管から水分を吸収して便に含まれる水分を増やし、柔らかく排出されやすい適度な硬さに整えてくれる働きがあります。

水分を含んでかさが増えた便は、腸を刺激してぜん動運動を促すため排便がスムーズになると考えられます。

妊娠中、便秘になりマグネシウムを処方されたことがあります。

梅干しならつわりで食欲がない時でも食べやすく、便秘予防もできて便利ですね。

ただし、塩分の摂り過ぎには注意が必要です。

抗酸化作用

納豆の原料である大豆には、体内の活性酸素を抑える働きがあるビタミンEやイソフラボンが含まれています。

さらに、納豆には活性酸素を強力に抑える、トリプトファンやカタラーゼなどの抗酸化物質も含まれています。

梅干しにも強い抗酸化作用を持つ成分が沢山含まれています。

植物ポリフェノールやクエン酸・カテキン酸などの有機酸には強い抗酸化力があります。

納豆と梅干しの食べ合わせは塩分摂り過ぎに注意

とても体に良い納豆と梅干しですが、納豆自体に塩分はほとんど含まれないものの、納豆のタレには意外と多くの塩分が含まれています。

これに梅干しの塩分まで合わせて摂取していると、塩分の摂り過ぎにつながってしまう場合もあります。

納豆や梅干しを減塩タイプのものにするとか、納豆のタレを使用せず、代わりに減塩タイプの醤油を使うなどして、塩分の摂り過ぎには注意しましょう。

ちなみに私は梅干しの塩分だけで十分なので、納豆には味付せずに、納豆に梅干しを入れただけで美味しく食べています。

納豆と梅干しを使用したレシピ

 

まとめ

別々で食べても体に良い納豆と梅干しですが、一緒に食べることによって相乗効果が生まれ、更に色々な効果が期待できるのですね。

ただ、塩分の摂り過ぎには注意が必要なので、食べ方や食べる回数には気をつけましょう。

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